ポーランドの蛍石

 

隣国であるドイツやチェコの蛍石は良く見かける反面、ポーランド産の蛍石に遭遇する機会は限られます。中でもStrzegom一帯から産出する蛍石は見た目に綺麗で多少の知名度があると思いますが、流通は安定していません。

 



Striegau

Fluorite from Striegau(Poland)

Striegau (Strzegom), Świdnica District, Strzegom-Sobótka Massif, Lower Silesia (Dolnośląskie), Poland

21mm×21mm×20mm 

 

見かける機会の少ないポーランドの蛍石。

色は少しだけ青をかんだ綺麗なような怪しいような紫色。透明度も充分で、見る角度で印象の変わるサムネイル。

産地に典型的な八面体メインの結晶となっており、一部に恐らく十二面体の面が表れています。裏面は剥離痕と劈開。

お隣ドイツやチェコの蛍石は有名ですが、ポーランドでも綺麗な蛍石とれるということでひとつ。

 

ドイツ語だとStzegomと書くらしく、ストシェゴムと読むらしいです。

調べてみると2000年以上前からこの一帯の花崗岩が利用されているようで、この標本もオールドコレクション。古いラベルがついていますが、かすれて読めませんが。


Strzegomの蛍石は紫色~青紫色で八面体を主とした結晶が多いですが、稀にピンクや赤色の蛍石も産出し、光源によって色がちょろっと変わるとのこと。ペグマタイトらしく、煙水晶や長石や束沸石と共生した標本が知られています。