フレンチアルプスの蛍石

フレンチアルプス、特にモンブランは世界でも有数のピンク~赤色蛍石や煙水晶の産地です。スイス側でもピンク色の蛍石は採れますが、フランス側では Pointe Kurz,Aiguilles des Pèlerins,Les Pèriades, Aiguille Pierre-Joseph,Les Dorites, Aiguille de Talèfeなどが有名どころらしいです。

発色原因は赤色はYO2、ピンク色はY3+ とO23-イオンとのこと。


Les Droites

LesDorites Pink Fluorite

Les Droites, Mont Blanc Massif, Chamonix, Haute-Savoie, Rhône-Alpes, France

最大結晶辺10mm

 

モンブランのピンク蛍石と煙水晶のミニチュア標本。

ルーズな八面体結晶ですが色合いは良く、煙水晶とのコントラストが美しいです。透明感もそこそこで、しっかり母岩がついているというのもポイント。

 

ピンク色をした蛍石は産出する場所がかなり限られていて、

フランス、スイス、イタリアといったアルプス山脈、パキスタン、ペルー、中国、そして日本の大分県あたりでしょうか。

なかでもアルプス山脈のものは高評価で、採集にも技術を要するので値段も相応にします。


Aiguille

Aigulle 蛍石/fluorite

Aiguille , Mont Blanc Massif , Chamonix, Haute-Savoie, Rhône-Alpes, France

24mm×14mm×14mm Largest = 4mm

 

フランス・モンブランのピンク色蛍石。

上の標本ほど大きさはありませんが、八面体の形がしっかりわかるのと透明感がこちらの方が勝っていたので購入してみました。
結構きれいで満足なサムネイル標本。

 

問題は付属ラベルについていた産地名なのですが、"Aiguille"とはフランス語で岩峰、尖峰との意味でしかないので、産地名としては間違いかもしれません。

正しくはAiguille Verte、Aiguille de Pierre Joseph、Aiguille de Talèfreなどのうちのどれかではないかと考えています。

(ピンク色蛍石は採取が大変という性質上、採集家が正しい産地を隠してラベルすることもあるので、これもその一つの可能性は十分あり得ます。)