ネバダ州の蛍石

 

アメリカの蛍石といってもネバダ州産というのはマイナーな部類だと思います。

 Boulder Hill Mineなどと見いかけないことはありませんが、やはりマイナーな感じは拭えません。

 



Relief Canyon Mine

Relief Cnanyon Mine Fluorite 蛍石 アメリカ

Relief Canyon Mine, Relief Canyon, Antelope Springs District, Pershing Co., Nevada, USA

32mm×25mm

 

アリゾナ州のパステルピンク&パステルグリーンの蛍石。

表面はエッチングのためかざらざらに見えますが、しっかり八面体結晶になっています。

もう少し濃いピンク色だったら「スイスのピンク蛍石です!」と言ってもばれない気がします。

冗談はさておき、優しい色合いでほんわかという感じの標本なのでもうちょっとメジャーになっても良いのではと思ったりします。

 

なおここの産地は2009年にこのタイプの蛍石や方解石が産出したようで、これもそのうちの一つです。

この標本ではほぼパステルピンクですが、色のバリエーションとしてはほかにもライラックや、紫といったもののほうが主です。


Sharon Claims

Sharon Claims, Esmeralda County, Nevada, USA

Toenail Sized

 

そもそもこの産地の蛍石を持っているコレクターが何人いるんだろうとか、そういうレベルのネバダ州の半球状蛍石。だから別段綺麗な標本ではなく、そのレアさにふらっとね。そういえばコレを手に入れてからも1,2回くらいしか出ているのを見たことがないな、とか。

半球状の蛍石は実のところ非常に細かい立方体が寄せ集まってできているみたいですけれど、見た目はどちらかというと少し汚いカルセドニーと言われたほうが納得しやすいかも。

 

方沸石は綺麗なものが出ることで知られる地ですが、この標本の白い部分は方解石らしい。写真上部に見えるように若干方解石もついています。一応、金銀などを多く含有する土壌らしく方沸石、菱沸石、方解石、蛍石などが採れるみたいですけれど、まぁマイナーな産地であることには変わりないですよね。

ちなみにインドの黄色い球状蛍石同様に紫外線長波をあてると強烈に黄色く蛍光します。そういう意味でも面白いものかもしれませんね。

(2017/12/24 編)