Indian Fluorite

蛍石を収集する者でインドの蛍石を知らない人はいないでしょう、というぐらい風変わりな蛍石を産する国です。

Maharashtra州のMahodari Quarryを中心に、時に目玉焼き蛍石と称されるような黄色い半球状の蛍石と水晶の組み合わせが独特なのです。他にも白や赤、緑、紫などの色も存在しています。

 

半球状の蛍石以外ではGujarat州・Amba Dongar complexの黄色立方体の蛍石も知られますが、基本的には現在市場で見かける機会に乏しいです。

 

※※近日中に画像、文章など差し替え予定です※※

 


Maharashtra

Maharashtra,India

70mm×60mm×55mm

結晶直径30mm

 

 

このタイプの球状蛍石は流通量がかなり減少しつつあるので、手に入れるなら今のうちでしょう。ただ、この産地の球状蛍石は、酸処理や削ることで人工的に整形しているものも相当量流通しているので要注意とのこと。

Nasik

Nashik, Maharashtra, India

 

Nashik地区の詳しくどの産地かは不明。

この標本はあまり見たことがないタイプで、無数の赤色球状蛍石の上を水晶が覆っています。それぞれの蛍石は1mm前後。

だが見栄えはそれほど良くもない。